「社会にはルールがある。そのルールはすべて頭のいい奴が自分たちに都合のいいように作っている。そして都合の悪い所はわざとわかりにくく作ってある。頭の悪い人間はうまく利用されて搾取をされ続ける。賢い人間はそれをうまく利用する。騙され続けたくなかったら、損して負けたくなかったら、お前ら勉強しろ。てっとり早い方法を教えてやる、東大に行け!」(桜木健二)
2005年7月にTBSの金曜ドラマで放送された「ドラゴン桜」(原作 三田紀房)は、東京大学受験者が実際に前年比20%増の影響を与えるほどの人気ドラマになった。

ドラゴン桜の元暴走族で弁護士の桜木健二(阿部寛)は、偏差値36、大学進学率2%の龍山高校で特別進学科コースで1発あてて虎の門に大きな弁護士事務所を建てようと企み、東大に5名合格させるという約束で担任を受け持つことになる。「世の中の仕組みと厳しい現実」を生徒に課外授業を通して桜木健二は生徒たちに教えていく。
矢島勇介(山下智久)をはじめ、水野直美(長澤まさみ)、緒方英喜(小池徹平)などの成績が悪かった生徒を数学教師の柳鉄之助、理科教師の阿院修太郎、国語教師の芥山龍三郎、英語教師の川口洋などの異色な先生が、ユニークな授業を通して教科の担任を受け持つことになる。「数学の鬼」柳鉄之助は、勉強は人の真似をすることから始まると提唱し、「詰め込みこそ最大の教育である!」というをモットーとしている。阿院修太郎は、分かりずらい理科や物理を図解やリアルに実践することで難しい内容もわかりやすく教える。国語の芥山龍三郎は、生徒に「なぜ?」という疑問を持たせながら、作者の制作の意図を考えさせる授業をし、古文では漫画を生徒に読ませる。フィリピンパブを営む英語の川口洋は、英語は楽しく学ぶをモットーに生徒にエアロビクスをしながら単語を覚えさせる。
2021年4月25日からは、16年ぶりにTBS日曜劇場で「ドラゴン桜2」が放送されました。龍山高校で多くの東大生を輩出させたことで、桜木健二(阿部寛)は虎ノ門に弁護士事務所を設立し、順風満帆な日々を満喫していたが、2年前に依頼された高校で8名中7名の東大合格者を出したが、不合格となった米山圭太が自殺未遂を起こして、桜木はマスコミに叩かれて大スキャンダルに発展。桜木は消息不明となっていた。桜木法律事務所で働いていた弁護士・水野直美(長澤まさみ)は、福井県の安アパートで家賃も滞納するほどに落ちぶれていた桜木を発見する。水野は桜木を説得して、三流高校の龍海学園に東大専科コースで東大生を輩出するべく、桜木は教壇に立って再起する物語である。
龍海学園の東大専科の生徒役に、瀬戸(高橋海人)、早瀬(南沙良)、岩崎(平手友梨奈)、天野(加藤清史郎)、藤井(鈴鹿央士)、小杉(志田彩良)、原(細田佳央太)。生徒も前作に負けないほどに、個性的で魅力的な人物が揃っていた。
今の時代は、学歴や派閥よりも会社は人物重視の実績で評価するようになってきているので、東大というビッグネームが昔ほど通用しなくなってきています。世界中にネットワークですぐにつながることができるようになり、AIが人間の仕事を代行するようになり、高学歴で官僚や大企業の重役になるよりも、会社の経営者やフリーランサー、投資の専門家のほうが稼げるようになってきています。
世界情勢に目を向けると2強の米中は対立を続けて、韓国が慰安婦像を置いて日韓関係は冷え切り、ロシアも北方領土に難色を示し、北はミサイルを近海に飛ばし続けています。日本ではコロナも10月になってから緊急事態宣言も解除されて、終息に向かっているようにも思われますが、いつコロナの変異種が流行するか不透明なので、予断を許さない状況です。日本と近隣諸国との緊張状態が解けてしまったら、ドミノ倒しのように悲惨な結末を迎えてしまいかねない状況です。
日本の企業も終身雇用制度が崩壊し、今までの価値観が通用しない世の中になってきています。そんな不透明な時代だからこそ、既存の思考にとらわれない斬新な発想と実行力が求められます。コロナ後の未来は、どんな時代になるのだろうか?(敬称略)



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