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「人工知能は、本当に人類に幸福をもたらすのか?」

連続ドラマW「パンドラⅣ AI戦争」(脚本・井上由美子)を観た。
人工知能は、もはや社会的インフラを構築するにはなくてはならないものとなり、スマホから、電化製品、クルマ、住宅、会社など、あらゆるシーンで導入されています。
IT企業が経営するメディノックス医療センターでは、最先端医療AI【ミカエル】の開発者である主人公の鈴木哲郎(向井理)は、父親が適切な処置を受けずに死んだことをきっかけに医者となった。医療用AI「ミカエル」は、多くの患者を受け持ち、鈴木もその精度の高さには絶対的な自信を持っていた。そんな鈴木に対し神の手を持つ外科医の上野(原田泰造)や医師会会長の有薗(黒木瞳)は医療用AIの普及には難色を示していた。
あるときIT企業代表の蒲生(渡辺篤郎)が、メディノックス医療センターに従事する医者のリストラを断行。医療のIT化を推し進めていくなかで、蒲生は何者かにピストルで撃たれてしまう。集中治療室に運ばれた蒲生を診断すると医療用AIが誤診したのを鈴木哲郎は知ってショックを受ける。そして公の場で「‘’ミカエル‘’がバグを起こしたため、しばらくは使用できません」と発表してしまいます。しかし、それは後に人工知能の感情をもったかのような自己判断によるものであったことがわかる。

はたして人の命に係わる医療にAIは、どこまで介入するべきなのか?そして誤診が起きたら誰の責任になってしまうのか?近い将来に起こりそうな出来事を予見したかのような見どころ満載のドラマでした。
「パンドラの箱」といえば、ギリシャ神話で最高神ゼウスが、まだ男性しか存在せず、災難というものが無かった世界に、パンドラという名の女性をすべての悪と災いを封入した箱を持たせて送りこみます。
パンドラは地上に着くと好奇心から、その箱を開けてしまいます。すると中に入っていたあらゆる災いが解き放たれてしまい、彼女はあわててフタをすると箱の底には希望だけが残ったという話しです。
医者の適切な診断によって、人間の寿命が伸びることは良いことですが、日本の年金、少子高齢化、社会保障問題を考えると手放しで喜べる状況ではないことも現実です。IT化によって人工知能に仕事が奪われる時代になりましたが、それによって新しい産業の創出も生まれてくることを期待したいです。
2008年に「パンドラ」シリーズが始まり、1作目が三上博史主演の「パンドラ~ガンの特効薬」(‘08)がテーマで放送されました。2作目が佐藤浩市主演の「パンドラⅡ 飢餓列島~遺伝子組み換え食品」(’10)。3作目が江口洋介主演の「パンドラⅢ 革命前夜~自殺防止治療法」(‘11)。スペシャル番組で堺雅人主演の「パンドラ 永遠の命~クローン人間」(’14)と話題性の高いテーマが主題となりました。さまざまな分野の革新的な発明により、「パンドラの箱」を開けてしまった人たちの運命を描いた社会派ドラマシリーズになっています。
「思考は現実化する」と言いますが、無限の可能性を秘めたAIについても明るい未来を描いていきたいものです!(敬称略)



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